力には体積力と面積力がある。体積力は重力や電磁気力のようにものの内部の実体全体にわたって作用し、したがって体積に比例するような力である。これに対し、表面に垂直に作用する垂直力(圧力)や表面の接線方向に作用する摩擦力(せん断力)のように、ものの表面に作用する力が面積力である。
力はシステム(系)の外側(外界)から作用するので、外力という。これに対し、システムの内側(内界)に存在する分子間力や内界の分子が境界に衝突して発生する圧力やせん断応力などを内部の力、内力、という。外力によってものが変形する際に対抗して生じる内部応力をさす。応力は単位面積当たりの力として表す。