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室生寺・長谷寺

2024年5月1日に名張から次の宿泊地である桜井市に国道165号線を使って向かう途中、室生寺と長谷寺に参った。室生寺にはそれこそ40年近く前に訪れたことがあるが、長谷寺は初めてだった。室生寺の五重の塔は写真でよく見かけるのでなじみが深い。パンフ裏表紙にはお堂の配置図が描かれており、それによると奥の院は雲の中に描かれている。山の上にあるイメージを誇張して描いているんだなと思って、そこに向かった。誇張でもなんでもなくパンフに書かれている通り急な石段が現れ、ここにはもう二度と来ることは無いかもしれないと思い、登るしかないと意を決して登り始め中段の踊り場?まできて一息入れ、上を見上げたらまだまだ続いている。心が折れそうになった。でも先を行く老夫婦も登っているし、頑張るしかないかという訳で一段ずつ登りながら、これは人生そのものを表しているのではないかという思いが湧き上がり、一歩踏み出した以上後戻りすることなく一歩づつ登ればそのうち頂上に至るんだ、そうか、こうやって登ることが自分の心との対話になるんだなと悟った。

大和国長谷寺は初めての参拝だった。石段の長い登廊にはボタンの植木がジクザグに並べられ、とても美しかった。ただ、石段は長く続き、本堂に至るまで、室生寺の石段を上った後だったので相当堪えた。しかし、本堂に入ってご本尊の十一面観世音菩薩像の前に立った時、その大きさと尊厳な慈悲のまなざしに言葉を失うほど圧倒され、しばらく動けなかった(筋肉痛のためではない)。

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