シャガという変わった名前の可憐な花は立夏の前あたりから野に咲き始めます。アヤメ科アヤメ属の多年性のもので、種子ではなく地下茎で増えていくようです。もうだいぶ以前になりますが初めてこの花を見てこの名前を聞いた時に、花の容姿に似合わない変わった名前だなと思っていました。今回、上越市の春日山城址に行ったときに久しぶりに見て、名前の由来を調べてみました。
漢字で書くと「射干(しゃかん)」と書くらしいです。原産国の中国では「胡蝶花」というらしいですから、伝わった時からいくつか名前が変わってきたようです。花弁の先が白髪のように見えることからこの白髪(しらが→しゃがとなまった?)となったのかもしれません。いずれにしても変わった名前ですね。