人生初の大掛かりな骨折をしてしまいました。コンクリの路面から1.5mほど高いところに作った小さな畑(ホッホベートと呼んでいる)に水やりをして、降りようとしたとき、登り段の上にかかった水に左足を滑らせ、落下!玄関の登り口にあるコンクリの階段の角に右足のすねから落ちました。一瞬の出来事で、何が起こったかわからず、立ち上がろうとしても起き上がれず、しばらくそのままの姿勢でいました。
その時、特段の痛みも感ぜず、右足脛をさすったところ、ちょっとした違和感があったのですが、打撲だけだろうと思うようにして、とにかく家の中に入ろうと玄関への階段を這って上がりました。この時右足が動かせず、苦労しました。この時点で、折れてるかもしれないと頭をよぎりましたが、夕方だったこともあり一晩寝て様子をみようとベッドに何とか入りました。
翌早朝、どうしても動かせなく、#7119に電話し事情を話したら、すぐ救急車を呼べという指示があり、119しました。5分後には救急隊員に担がれ、救急車内に寝かされ、家の近くの市民病院に搬送されました。そこでCTを撮られ、骨折しているから即入院ということになりました。
手術室に入るとき見た光景は、魚加工工場でマグロを解体するときの風景を連想させるものでした。水仕事用エプロン、頭にはシャワーキャップ、水仕事用手袋に身を固めた加工場の女性達(外科手術サポートの看護士)が台を囲んで待ち構えていました。マグロになった私は、ストレッチャーからその台に女性たちによって掛け声とともによいしょ!と移され、なれた所作で手足は固定され、口には酸素マスクをつけられ普通に呼吸してねという声、...ここまでで記憶なくなる。
調理台からまたストレッチャーに乗せられ、調理室から出るときに、名前を呼ばれ、あれ?俺は寝ていて今起こされてる???と思った時に、聞こえますか?見えますか?と呼びかけられたので、「美女に囲まれてるのが見えます(^_-)-☆」って答えたら、「正解よ!」という返事が戻ってきました。
朦朧とした意識から戻ってみると、ICUのベッドに居て、テキパキといろいろ検査され、痛かったら言ってねとのこと。ああ、手術が終わったんだなとその時思いました。この間3時間でした。チタンの棒が脛骨の中にきちんと納まってました。