今日6月11日は「入梅」で月が見えていれば下弦の半月です。旧暦に沿って天気が移り変わっていくのを見ると先人の観察眼の素晴らしさに感服します。梅雨入りは平年旧暦の「芒種」6月6日ごろの様ですから、今朝の雨を見るともう梅雨入りしたみたいですね。雨の日は軒から滴る雨粒の音がかえって周囲の静けさを際立たせているようです。しっとり潤った空気が音を吸収するのでしょう。
紫陽花は梅雨空に合いますね。いろいろな色があって、梅雨時のどんよりした薄暗さに対比して明るい気分にしてくれているようです。ここで一句、
「五月雨を 寂と受け留め 四葩色」 蒼月