最近網の袋に入ったジャガイモをよく買う。ジャガイモが好きなので、まとめて買えると嬉しいのでついつい買ってしまう。芽が出ないうちに食べつくそうとポテトサラダを良く作る。最近は鍋に入れたり、子供の頃よく食卓に出てきたジャガイモの味噌汁を作ったりする。もちろん定番のカレーも作る。でも一番食べたいのはコロッケであるのだが、パン粉の衣をつけて揚げなければならないという面倒くささから、なかなか出来なかった。今日は外は風が強く寒いので、家の中で出来ることを考えたときに、ジャガイモが大量にあるので、コロッケを作ってみるかという気になったのだ。手元にある材料は、玉ねぎしかなかったので、それを刻んで炒め、つぶしたジャガイモに混ぜて、塩とたっぷりのコショウ、少しのオリーブオイルで味付けて、団子を作りそれをパンパンと掌でつぶして平たくし、小麦粉、とき卵、パン粉の順につけて、油で揚げた。形は悪いが、何とか食べられるものになった。私がコロッケに求める昔の味に近いものができた。懐かしかった。
母親方のおば(私にとってはいつも着物を着て割烹着姿)が武蔵野市で駄菓子屋を昔やっていて、子供のころ遊びに行くと、奥の三畳間位のところで出来立ての小判型したコロッケを食べさせてくれて、それがとても美味しく、私のコロッケの基準味となっている。これまでいろいろなコロッケを食べたが、その味に勝るものには出会うことは無かった。だから、自分でその味になるよう作りたかったのだけれど、とても面倒そうなので市販のもので一番近い味のもので良しとしていた。だが、やはり自分で作ってみるものだ。それっぽくなったのがうれしくて、今度はひき肉を入れてみようと思っている。
コロッケの味から、叔母の作るコロッケ→三畳間→F1プラモデルと連想が広がった。年上のいとこがプラモデル作りをその三畳間で教えてくれて、いまだに覚えているのは昔のホンダの白い(アイボリー)F1カーで、なんと排気管から良い匂い(なんか甘ったるいような)が出るプラモデル(そう思っているだけかもしれない)を彼が見せてくれて、F1カーにあこがれた。これがきっかけでその後いろいろなプラモデルを作った。それにしてもその頃のF1カーは今見てもかっこいい!