毒を治すという意味の毒止み(どくやみ)、毒矯み(どくだみ)が由来らしい。現代では矯みという言葉を使わないので、ドクという語感が強調されあまり良い印象を与えない。
しかし子供の頃、あせもに効くというのでよくドクダミを絞った汁を塗られた記憶がある。その匂いは強烈であるが、嫌いではない。かえって好きである。ベトナムでは香草(ハーブ)として使われるくらいであるから、食べられる。
それにしても花(実際には花弁ではなく葉っぱが変化した総苞片)は可憐だ。実際の花は真ん中の黄色の部分。葉っぱはスペードのような形をしている。雨に濡れた様子は風情がある。
お茶もたてて侘び寂の雰囲気を味わってみました。