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初日の出

2023年1月1日今朝の日の出は6時51分でしたが、住宅などがあって実際に日が射してきたのはその20分後くらいでした。なぜか元旦の光はすがすがしく見えますね。ただし、この1月1日を一年の始まりとして日本が導入し、スタートしたのが1873年1月1日(明治5年12月3日を明治6年1月1日とした)だそうですから、今年が太陽暦に変更してからちょうど150年になるんですね。

この1月1日は天文学的に意味のある日ではないらしいですね。どうも宗教的な経緯でグレゴリオ暦というのが制定されたときに決まったようで、「新年あけましておめでとう!」ってバカ騒ぎするのがばからしい気分になります。これに対して、旧暦は見て変化がわかりやすい月の満ち欠けに起因しているので、生活に密着した一年の割り振りになっています。その意味で「立春」が新たな年の初めであっても良いようですが、太陽の一年の周期を8分割して決めた「立春」が月の満ち欠け周期で決めた日にちがずれるために、毎年立春の日が異なります。そこで太陽太陰暦では「雨水」の前の朔月(新月)の日を1月1日とするようです。2023年は新暦の1月22日にあたります。中国の「春節」で、Chinese New Year です。日本では旧正月といわれます。ちなみに朔月(新月)の1月1日を大正月、満月(望月)を1月1日として一年の始まりとした正月を小正月(こしょうがつ)区別します。立春が小正月に近いのでやはり感覚的には立春を年の初めにするのが自然だと思えます。これからすべてのものが息づきはじめる春になるぞという喜びがわくというものです。

太陽の周期に基づて、昼の長さが夜の長さに比べて最も長くなる日を「夏至」、その逆の場合を「冬至」と呼びます。夏至から冬至の間にあって昼と夜の長さが同じになる日を「秋分」、冬至から夏至の間にあるのを「春分」と呼びます。これで一年を4等分します。これらの季節を分ける日の前日を「節分」と呼ぶようです。ですから本来年4回の節分があったようですが、現在は春分の日の前日だけが節分として残っています。さらにそれらの間を6等分して全部で24等分したのが二十四節気です。「立春」は冬至と春分の中間にあたります。立春から立夏までが春の季節となります。

日本が今の太陽暦を導入する前は、月の満ち欠けを基準にした太陰暦(太陰は太陽に対する月を表す表現)に、太陽の動きに起因する1年の日数のずれを補正する19年に7回のうるう月を入れて補正する太陰太陽暦を使っていました。太陰太陽暦(旧暦)ではひと月を月の満ち欠けで表します。したがってひと月は29日です。太陽暦の日数と調整するためにうるう月を入れたりしますので、毎年若干の日にちが移動します。

太陰太陽暦の月初めは新月となる日が月初めの1日
旧暦と新暦の関係

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