富士市が故郷という友人が富士市岩本にある岩本山の梅園から撮った写真を送ってくれました。梅の木越しの富士山は日本の原風景みたいな感じがします。また、冠雪の富士山はやはり富士山らしい姿ですね。
火山の形は噴火した時の溶岩の積もり方に依存します。積もった時の斜面の角度を安息角といいます。富士の場合、5合目より上では安息角が30~35°で、山頂付近は40°ときつくなります。すそ野の角度が小さいのは粘度の小さい玄武岩質の溶岩の流れで出来たためと考えられます。
日本全国に〇〇富士と呼ばれる山が多くありますが、おおざっぱに言うと日本を北と南に分けたとすると北では20°、南では30°と若干安息角が違います。溶岩の組成の違いによるのでしょう。