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立春

一年の周期で、最も昼の時間が長くなる日を夏至、最も短くなる日を冬至として、冬至か夏至の中間すなわち昼と夜の長さが同じとなる日を春分、夏至から冬至にかけての中間の日を秋分といいます。これは太陽を公転する地球の一年を4つに区分したことになります。4つの区分をそれぞれ2等分した日を冬至から春分の間を立春、春分から夏至の間を立夏、夏至から秋分の間を立秋、秋分から冬至の間を立冬といいます。

季節でいうと立春から立夏までを春、立夏から立秋までを夏、立秋から立冬までを秋、立冬から立春までを冬といいます。ですから、立春は春初日ということになります。これが一年の始まりと言ってもいいのではないかと思うわけです。厳しい冬が終わってこれから希望の、芽吹きの春というわけですから一年の始まりとしては最もふさわしいと思うわけです。邪気(鬼)が生じる季節の変わり目なので、それを払う行事として豆まきが行われました。鬼の目である「魔目」(まめ)を滅ぼす力を持つ「魔滅」すなわち「まめ」を投げつけることのようです。

では「鬼」とは、白川静の「常用字解」によると、人は死ぬと人鬼になると考えられていて、大きな頭を持つ異様な姿人鬼の象形文字なのだそうです、もともとムの文字は入っていなかったのだそうですが、このムというのは云(雲気)を表して、魂の文字になったようです。人鬼に対して自然神を神と言って、これら二つを合わせて鬼神というのだそうです。もともと鬼は死んだ人の魂のようなものだったので形は無かったわけですが、今の鬼の形や色に変化してきたようです。いずれにしても、鬼ごっことかの遊びにもあるように、鬼は身近な存在だったわけでそのためにわかりやすい形になったのだと思います。これは調べると面白い事柄ですね。

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